おすすめBOOK
こんにちは☆今日はとってもいいお天気ですね~♪
お客様のなかにも今日クリスマスディナーやデートに行かれる方が多いみたいです。
皆さん素敵なクリスマスをお過ごしください☆
今日は最近読んでおもしろかった本をご紹介します!
『往復書簡』 湊かなえ
タイトルの通り、手紙のやりとりで物語が進んでいくというめずらしい書体。
中身は「十年後の卒業文集」、「二十年後の宿題」、「十五年後の補習」の三つの短編から成ります。
私が好きなのは「二十年後の宿題」と「十五年後の補習」。
三つとも過去に起きた痛ましい事件の深層を探って、登場人物が関係者に会ったり記憶をたどりながら真実にたどり着いていくお話なのですが、この二つは愛する人や大切な人を守るために生きてきた人の真実がキーポイントになっています。
それが社会のルールに反していてもその人にとってはそれが正義で・・・難しいけれどとても深い人間の心理を描いています。
「二十年後の宿題」では仕事としての責任をとるか、一人の個人としての幸せをとるかという誰もがきっと同じ立場に立った時に苦しむような重い問題も描かれています。。
湊さんの本はほとんどが口語体で、登場人物のそれぞれの主観での描き方になっているので、同じ物事に対しても色々な角度から考えさせられるところが魅力だと思います!
是非読んでみて下さいね☆